検索式の作り方

検索式は、キーワードや著者名などの検索したい言葉と 「検索タグ」 を組み合わせ、これを 「論理演算子」 でつないだものです。

検索したい言葉と 「検索タグ」 のひと組だけの組み合わせも、検索式として成立します。

検索式の例
  • 貧血-再生不良性/TH or 再生不良性貧血/AL
  • 貧血-再生不良性/MTH
  • 免疫抑制剤/TH and AB=Y (SH=毒性・副作用,化学的誘発,有害作用 or 副作用/TI)
  • #2 and PT=解説,総説
検索タグ

論文検索の検索タグには、「検索対象項目タグ」 と 「絞り込み条件タグ」 とがあります。

上の例では、「再生不良性貧血/AL」 や 「免疫抑制剤/TH」 などが 「検索対象項目タグ」 による式、「AB=Y」 や 「SH=毒性・副作用」 などが 「絞り込み条件タグ」 による式です。

論理演算子

検索語と検索タグをひと組の要素として、「要素 and 要素」 のように、2組以上の要素をつなぐのが 「論理演算子」 です。

上の例では、「or」 や 「and」 がこれに相当します。また上の例では 「AB=Y」 と 「(SH=……)」 の間のスペースも 「and」 と同じ扱いです。

検索式の作り方

「検索式」 は、「タグ」 と 「値」 を組み合わせて作ります。

または 「タグ」 と 「値」 の複数の組み合わせを 「演算子」 でつないで作ります。その際 「演算子」 の前後にはスペース(全角、半角可)を入れます。

検索式の構成例
  • 値/タグ 演算子 値/タグ
  • 値/タグ
  • 値/タグ 演算子 タグ=値 (タグ=値 演算子 値/タグ)
  • ステップナンバー 演算子 タグ=値

検索対象項目タグ

検索対象項目は 「値/タグ」 という形式で指定します。キーワードや著者名などの検索したい言葉(検索語)が 「値」、検索対象の項目が 「タグ」 で、検索語に続けて 「/(スラッシュ)」 と 「タグ」 を入力します。

絞り込み条件タグ

絞り込み条件は 「タグ=値」 という形式で指定します。条件の種類が 「タグ」、「値」 の内容は 「タグ」 ごとに限られていて、「タグ」 に続けて 「=(イコール)」 と 「指定値」 を入力します。

論理演算子

論理演算子には 「and / or / not」 の3つがあり、検索語と検索タグを組み合わせた各要素に対して、それぞれ下図のように検索を行います。

  • 論理演算子は、大文字、小文字、大文字と小文字の混在でも検索できます。
  • 論理演算子は、全角、半角のどちらでもかまいませんが、半角に統一したほうが無難です。
  • 論理演算子の前後にはスペース(全角、半角可)を入力してください。
  • 3つ以上の要素を論理演算子でつなぐ場合は、先に処理させたいものを ( ) で囲みます。( ) が優先される以外は左から順に処理されます。
    ※ NOT、AND、ORの順に優先処理されるシステムもありますが、医中誌Webでは優先順位はありません。
  • 「and」 は省略できます。要素と要素の間にスペース(全角、半角可)だけを入力しても 「AND検索」 となります。
  • 「AND検索」 は 「論理積」 とも呼ばれ、「要素 * 要素」 のように書くこともできます。(「*」 は全角、半角可)
  • 「OR検索」 は 「論理和」 とも呼ばれ、「要素 + 要素」 のように書くこともできます。(「+」 は全角、半角可)
  • 「NOT検索」 は 「論理差」 とも呼ばれ、「要素 - 要素」 のように書くこともできます。(「-」 は全角、半角可)

ステップナンバーの利用

医中誌Webでは、検索式の要素としてステップナンバーが利用できます。実行済みの検索に続けて 「#2 and PT=解説,総説」 などと入力しても検索式として成立します。

参考