肝性胸腹水のTolvaptan投与による治療
ポイント
- 「肝性胸腹水」で検索すると文字列検索のみ実行され、統制語にマッピングされない。
- 適切な統制語を使って検索するほうが、より精度の高い検索を行える。
- 二つ以上の疾病が共存している状態、またはある疾病の経過中に他の疾病が発症した場合を検索したい場合は、「副標目」の「合併症」を使う。
- 薬物・化学物質・抗生物質の投与による治療が行われた疾患を検索したい場合は、「副標目」の「薬物療法」を使う。
- 疾病の治療や予防に利用されている薬物や化学物質、食品などを検索したい場合は、「副標目」の「治療的利用」を使う。
検索方法
- 検索結果に付与されているシソーラス用語から「肝性胸腹水」に関連する用語を選びだす。
- 選び出した3つのキーワードに副標目を掛け合わせ、さらに履歴プラス検索を使ってグループ化する。
- 「Tolvaptan」を副標目「治療的利用」で絞り込み検索を行う。
- 「肝性胸腹水」に関する検索履歴のグループと掛け合わせて履歴プラス検索。
①検索結果に付与されているシソーラス用語から「肝性胸腹水」に関連する用語を選びだす
「肝性胸腹水」と入力して検索すると「肝性胸腹水/AL」となり、統制語にマッピングしません。
しかし、文献中で「肝性胸腹水」と表現されていないだけで「肝性胸水」や「腹水」について述べられているものは多くあり、ここではそれらがヒットしていません。
漏れのない検索を行うため、より適切な検索キーワードが無いか探しましょう。
ヒットした数件の文献情報を見て、どのような統制語が付与されて「肝性胸腹水」が表されているかを確認します。
これらを見ると、以下の4つのシソーラス用語が候補として挙げられます。
- 胸水
- 腹水症
- 肝硬変
- 肝臓疾患
このうち「肝硬変」と「肝臓疾患」はシソーラスの上下関係にあります。今回は上位語である「肝臓疾患」を使って検索します。
※検索対象をより限定したい場合は「肝硬変」を使っても構いません。
②選び出した3つのキーワードに副標目を掛け合わせ、さらに履歴プラス検索を使ってグループ化する
「肝臓疾患」「胸水」「腹水症」の3つをそれぞれ検索します。その際、それぞれのキーワードに副標目を掛け合わせて検索を行います。
- "胸水と腹水症を併発した" 肝臓疾患のため、副標目「合併症」で絞り込みます。(検索履歴#2)
- 胸水、腹水症への薬物治療についてなので、副標目「薬物療法」で絞り込みます。(検索履歴#3、#4)
- 検索履歴#2~#4をAND検索で掛け合わせ、「薬物療法を実施した肝性胸腹水」のグループを作ります。(検索履歴#5)
③「Tolvaptan」を副標目「治療的利用」で絞り込み検索を行う
今回は疾病の治療目的で利用されているTolvaptanを検索したいので、副標目「治療的利用」で絞り込み検索を行います。
※「トルバプタン」や販売名の「サムスカ」などで検索しても構いません。
④「肝性胸腹水」に関する検索履歴のグループと掛け合わせて履歴プラス検索
検索履歴を選択し、論理演算子ANDで履歴プラス検索します。