高齢者のドライアイの症例
ポイント
- 「ドライアイ」でキーワード検索した場合、眼の乾燥とは関係の無い文献が多くヒットしてしまう。
- 「眼球乾燥症候群」の下位語である「Sjoegren症候群」が様々な疾患の下位語に横断して存在していることが原因。
- 下位語を含まない検索式を作成する。
- 一方で「ドライアイ」という文字列での検索も有効であるので、検索式に含める。
検索方法
- 「ドライアイ」でキーワード検索。「症例報告」、チェックタグ「高齢者」で絞り込みも行う。
- 検索式の編集機能で「眼球乾燥症候群」の先頭に@(アットマーク)を付ける。
①「ドライアイ」でキーワード検索。「症例報告」、チェックタグ「高齢者」で絞り込みも行う
「ドライアイ」で検索すれば、シソーラス用語の「眼球乾燥症候群」にマッピングされます。
絞り込み条件「症例報告」チェックタグ「高齢者」と併せて検索を行います。
② 検索式の編集機能で「眼球乾燥症候群」の先頭に@(アットマーク)を付ける
検索履歴の下の辺りの「 (検索式を編集)」 アイコンをクリックし、選択した検索式を編集して検索を実行します。
シソーラス用語での検索(○○/THとなる検索)では、原則として下位語を含めて検索しますが、あえて下位語を含まない検索を行いたい場合は、@(アットマーク)を先頭に付け、@○○/TH となるようにします。
キーワード「Sjoegren症候群(シェーグレン症候群)」について
「ドライアイ」というキーワードで検索を行うと以下の検索結果例のように、眼の乾燥とは関係の無い文献が多くヒットします。
これらの眼の乾燥と関係の無いデータを見てみると、共通点が見つかります。
いずれも「Sjoegren症候群」という用語が付与されています。
シソーラスブラウザで確認
シソーラス用語「眼球乾燥症候群」をシソーラスブラウザで確認してみると、下位語に「Sjoegren症候群」「角結膜炎-乾性」「眼球乾燥症」の3つがあります。
これらの下位語のうち、「Sjoegren症候群」の詳細も見てみましょう。
「Sjoegren症候群」の階層関係を見ると、「眼球乾燥症候群」だけでなく皮膚疾患や免疫系疾患など、様々な疾患の下位語にあることが分かります。
「眼球乾燥症候群/TH」で検索すると、下位語の「Sjoegren症候群」も含めて検索が実行されます。
ですが、「Sjoegren症候群」は皮膚や関節、口腔など幅広い分野に現れるため、眼の乾燥とは関係のない文献が多くヒットした、ということになります。
Sjoegren症候群の上位語を検索する際の注意点
今回のように「Sjoegren症候群」の上位語にあたる概念を検索する際は、必要に応じて下位語の「Sjoegren症候群」を含めず検索する必要があります。(今回はドライアイなので「眼球乾燥症候群」)
一方、「Sjoegren症候群」を除いた検索のみを行うと、眼の乾燥の症状がある「Sjoegren症候群」について述べられている文献も除かれてしまいます。(医中誌データベースでは、文献から読み取れる範囲でなるべく下位概念のシソーラス用語を付与されるため。)
そのため検索式中の「ドライアイ/AL」は、関連する文献を検索するのに有効です。そのほか、必要に応じて「眼/TA」などを追加しても良いかもしれません。
Sjoegren症候群の他にもBehcet症候群(ベーチェット症候群)など、身体の様々な場所に症状がある疾患の検索では同様の注意が必要です。