ノイズ（関係のない文献）が多い
キーワード自体はテーマに沿っているはずなのにノイズ(主題と関係のない文献）が多くヒットする場合、その原因としては検索対象項目がズレていることや、キーワードの概念が広すぎることが考えられます。それぞれ以下のような対処方法があります。
検索対象項目を限定する
検索対象を指定せず ｢ALS｣（筋萎縮性側索硬化症の略語）で検索すると、｢Goals｣ や ｢hospitals｣ などもヒットします。また、雑誌名『糖尿病』で検索するつもりで同じく検索対象を指定せずに検索すると、｢糖尿病｣ を主題とする文献もヒットします。
こういったノイズを避けるためには、以下のような方法で検索対象を指定するのが有効です。
- プルダウンで検索対象項目を指定する
- 検索窓の左にあるプルダウンメニューから、検索したい項目を指定して検索します。
- (例1) ｢筋萎縮性側索硬化症｣ の略語 ｢ALS｣ の検索:プルダウンメニューで ｢統制語｣ を指定して検索すれば、ALSの統制語である筋萎縮性側索硬化症のみがヒットする。
- (例2) 雑誌『糖尿病』の検索:プルダウンメニューで ｢収載誌名｣ を指定して検索すれば、雑誌『糖尿病』掲載の文献のみがヒットする。
- 検索式を編集する
- 検索を行った後に検索履歴の下にある鉛筆マークのボタンをクリックし、｢検索式の編集｣ にて ｢○○/TH｣ 以降を削除すれば、統制語に限定した検索が行えます。
- ｢(筋萎縮性側索硬化症/TH
or ALS/AL)｣ の消し線の部分をデリートし、｢筋萎縮性側索硬化症/TH｣ として検索する。 - 更に ｢TH｣ を ｢MTH｣ に書き換えて ｢筋萎縮性側索硬化症/MTH｣ とすると、メジャー統制語に限定した検索となり、より主題に沿った結果を得られる。
下位語は検索をしない指定を行う
特に指定が無い場合、シソーラス用語による検索では、検索した用語の下位語が付与された文献も同時にヒットします。例えば ｢糖尿病｣ の場合、｢糖尿病-1型｣ や ｢糖尿病-2型｣ が付与された文献もヒットします。
下位語を同時に検索するのを避けるには、｢@糖尿病｣ のように、キーワードの先頭に ｢@｣ をつけて検索を行います。